名橋「日本橋」保存会
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能とライトアップの夕べ
「むこう三軒両隣」の精神で
2004年10月25日
 日本銀行本館のライトアップ開始にあたり、10日の日曜、午後6時から「能とライトアップの夕べ」が開かれた。主催は名橋「日本橋」保存会で地元の企業商店の関係者はもとより記念能を鑑賞する人たち700人で日銀前の広場が埋まった。
  当日は開始直前に小雨が降りはじめて気をもませたものの開始後には雲も切れて日程を無事にこなせた。
  オープニングにあたり江戸消防記念会による「木遣り」が披露された。
  主催者を代表して保存会の井上和雄会長は、昭和43年に地元の人たちが「地域の発展と美しい橋を後世にのこそう」の思いをこめて発足したと説明。今回のライトアップは「福井総裁の発意によるもので、高速道を撤去して、名橋日本橋がさんさんと太陽の光をあびて、地域隆盛につなげようという私たちの願いにはずみをかけていただきました」と感謝の念をこめた挨拶をした。
  来賓を代表して、日銀の福井俊彦総裁は「日本橋の老舗の店や企業の皆さんとこんな近くにいるんだから、むこう三軒両隣という感覚で和を広げたい、ということでライトアップの実施となった」と今回の事業を説明。さらに日銀の建物について、「辰野金五の設計は深みと味わいがあって、土地の文化に合っています。建設当時の総裁は「永久の拠点となり、金庫は堅固労功」と注文をつけたが、それに充分に応え、歴史の富を支えてきた、と評価、さらに、「三越の再生オープン、来年秋には三井本館ビルも新しくなるという繁栄のストリーと共にこの土地が発展することを祈りたい」と語った。
  矢田区長は「今年は江戸開府500年へのスタートの年で、日銀が桜並木の植樹に次いでライトアップにふみ切ったことで、日本橋の商業文化はさらに発展していくであろう」と、地元区として謝意と期待をこめた。
  国交省東京国道事務所の藤井元生所長、この土地に若い人たちが関心を寄せ「日本橋工房」を立ちあげたことを報告するとともに、「且つては駿河町から富士山がのぞめたというが、せめて高速道ぐらいははずそうと、現在、多くの知恵を拝借しているところです」と、将来に期待をのぞかせた。
  ひきつづきライトアップの点灯式が行われ、記念能「羽庇」を堪能した。


能とライトアップの夕べ 〜日本銀行旧館ライトアップ記念〜 2004年10月10日
光と影が織り成す幽玄の世界へ
江戸時代より商業の街としての顔と同時に金融の街としての顔を持ち合わせてきた日本橋。
その象徴的存在である日本銀行本店旧館(国指定重要文化財)のライトアップを機に、日本橋が担ってきた役割の重要性や歴史を考え、日本橋らしさを再確認して頂ければと思います。

平成16年10月10日(日)午後6時開演
会場: 日本銀行本店旧館の前庭(特設能舞台 ※雨天中止
     18:00 ご祝儀「木遣り」江戸消防記念会
     19:00 日本銀行旧館ライトアップ記念「能」
          演目 羽衣はごろも 〜和合(わごう)之舞〜
主催: 名橋「日本橋」保存会
後援: 日本銀行・国土交通省 東京国道事務所・中央区
協賛: 日本橋一の部・六の部連合町会
     日本橋地域ルネサンス100年計画委員会
     東京メトロ
特別協賛: 三井不動産(株)・(株)三越
お問合わせ TEL 03-3272-0126
整理券の配布
能の鑑賞には「整理券」が必要です。
当日、会場にて午前11:00より先着順(500名)に配布いたします。
※一部立見席


日本銀行本店旧館をライトアップ
10日に能とライトアップの夕べ
2004年10月4日
 日本銀行本店の旧館ビルがライトアップされることになり、10日の祝日午後6時から「点灯式」が開催される。主催は名橋「日本橋」保存会、日本銀行、国土交通省、東京国道事務所、中央区が後援。日本橋一の部、六の部連合町会と日本橋地域ルネッサンス百年計画委員会、東京メトロが協賛し、さらに三井不動産と三越が特別協賛するという文字通り地元あげての一大イベントになる。
  セレモニーに先立ち江戸消防記念会がご祝儀「木遣り」を披露する。日本銀行の福井総裁、矢田区長、国道事務所の藤井所長が挨拶する。

明治29年の国宝

  日本銀行の本館は明治23年に着工して29年に完成した。日本銀行は設立時は北新堀町(箱崎)の旧北海道開拓便東京出張所を使用していたが、江戸時代の金座跡地にあたる本石町の土地を入手して今日に至る。
  建物の設計は東京駅など大建築を多く手がけている辰野金吾。維新以後の近代建築は外国の手によることが多かったが、イギリスのコンドルの指導で設立された工部大学の第一期卒業生(4人)の辰野が手がけた建物として日本の建築史の橋頭堡ともいえる。
  欧米各国を視察した辰野はベルギーの国立銀行を参考にしたという、コの字型3階建ての前に障壁を設け前庭を置き周囲に堀をめぐらすなど防禦的構造をとっている。中央区では最古の石造建造物で、建物の顔は常盤橋から皇居をのぞんでいる。

能「羽衣」を楽しむ

  日本銀行旧館のライトアップセレモニーにひき続いて、10日午後7時から記念イベントとして能が演じられる。
  特設の能舞台で羽衣(はごろも)和合之舞が演じられ、光と影が織り成す幽玄の世界を堪能する。
  主な出演者次のとおり。
  観世銕之丞(シテ/天人)宝生閑(ワキ/漁夫白龍)一増幸弘(笛)大倉源次郎(小鼓)柿原光博(大鼓)金春國和(太鼓)観世栄天(地頭)
  あらすじは次の通り。
  のどかな春の浜辺。漁夫たちが浜にあがると、美しい音楽が聞こえ妙なる香りがするので不思議に思って辺りを見渡すと、松に美しい衣が掛かっている。漁夫の白龍はその衣を持ち帰って家の宝にしようとする。するとその衣は私のものだから持ち去らないでという声がして、美しい女が現れる。衣は天人の羽衣でたやすく人間に与えられない、と聞いた白龍はいよいよ羽衣が欲しくなり返そうとはしない。羽衣がなくては天に帰ることのできない天人は悲しみに暮れ、雁の帰っていく空の彼方を見上げて涙する。心を動かされた白龍は、舞楽の舞を見せてくれることと引き換えに羽衣を返すと約束。天人は羽衣を見にまとい、優美な舞を舞いながら春霞に紛れ空の高みへと消えていく。
  (能の観賞には「整理券」が必要。当日、会場にて午前11時より先着順500名に配布する。一部立見席)

『中央区民新聞』2004年10月4日掲載記事より



創架五世紀元年事業 2004年8月23日
 今年を名橋「日本橋」の創架五世紀元年として10月10日の日曜日に記念事業を行う、と名橋保存会の総会で決まった。日本銀行本店の本館(国の重要文化財)がライトアップされることを祝い、薪能などの記念行事を開催する。

『中央区民新聞』2004年8月23日掲載記事より



理事設置で活性化 2004年8月23日
 名橋「日本橋」保存会(井上和雄会長)は6月の定時総会で規約改正をして、正式に理事制度を導入するとともに事務局も設置した。
 村田長兵衛(眼鏡舗村田長兵衛商店)山本泰人(山本海苔店)橋本敬(割烹とよだ)三田芳裕(明治座)西川恵(昭和西川)大島博(千疋屋総本店)吉野正二郎(吉野鮨本店)野永喜一郎(ゆかり)加藤一男(割烹嶋村)佃田真(榮太樓總本鋪)清水満昭(清水地所)近藤昌義(柴山堂)永森昭紀(三越日本橋本店=事務局長)。

『中央区民新聞』2004年8月23日掲載記事より



今年も「日本橋」洗い 2004年8月9日
 名橋「日本橋」の橋洗いは毎年7月末の日曜日に開催。今年も7月25日、34回目の恒例行事に1,200人がブラシ、タワシ、モップを手にして大掃除をした。地元の常盤、城東の児童に企業の人たちも日曜出勤のボランティアで消防団、町会とともに猛暑にめげず汗を流していた。

『中央区民新聞』2004年8月9日掲載記事より



「お江戸日本橋 道普請フォーラム」
3回子ども橋サミット 7月24日コレド日本橋
2004年7月12日
 7月24日(土)に、コレド日本橋(東京都中央区日本橋1丁目ビル)にて、名橋「日本橋」保存会および全国街道交流会議主催の「お江戸日本橋 道普請フォーラム」を開催いたします。
当日は、小学生による第3回『全国こども橋サミット』に加え、江戸と大阪のまちづくりから、まちの未来を考える全国街道交流会議『お江戸寄合−道普請談義』を実施致します。

【日 時】 平成16年7月24日(土)
【場 所】

コレド日本橋14階(東京都中央区日本橋1-4-1)

【主 催】 名橋「日本橋」保存会、全国街道交流会議
【事務局】 「お江戸日本橋 道普請フォーラム事務局」(株式会社 毎日企画サービス内)
東京都千代田区一ツ橋1−1−1 担当/原・奥原
TEL:03-3212-0402  FAX:03-3212-0405  E-mail:michibushin@mainichi-ks.co.jp
【内 容 】 【第1部「第3回全国こども橋サミット」】 13:00〜14:45 (開場/12:00)

13:15■各学校による発表
杜陵小学校(中津川三橋-岩手県盛岡市)、常盤小学校・城東小学校(日本橋-東京都中央区、万代長嶺小学校(万代橋-新潟県新潟市)、開平小学校(東横堀川の橋-大阪市中央区)、名島小学校(名島橋-福岡県福岡市)、白糸第一小学校(通潤橋-熊本県矢部町)

14:15■意見交換〜総評
日本大学理工学部教授 伊東 孝

14:45■第一部閉会

 

【第2部:全国街道交流会議『お江戸寄合−道普請談義』】 15:00〜17:00
江戸・大坂 二大歴史都市からの報告

15:00■基調報告
東京都江戸東京博物館館長 竹内 誠
「道普請と自普請 − よみがえる道普請の精神」

15:30■江戸・大坂 道普請談義(パネルディスカッション)
コーディネーター   東京都江戸東京博物館館長 竹内 誠
【江戸】日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会副会長 細田 安兵衛
    名橋「日本橋」保存会事務局長 永森 昭紀
【大坂】天神祭美化委員会委員長 NPO法人町街トラスト代表幹事 伴 一郎
    NPO法人長堀21世紀計画の会理事長 成松 孝

16:55■閉会挨拶
全国街道交流会議幹事 独立行政法人国民生活センター理事長 糠谷 真平

17:00■終了

  【交流会】 17:30〜19:00(会費3000円)

17:00■交流会受付

17:30■交流会開始

17:30■開会挨拶
全国街道交流会議代表幹事 村山 友宏
名橋「日本橋」保存会副会長
日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会副会長 細田 安兵衛

17:40■乾杯挨拶
中央区助役 鐘ヶ江 真知恵

17:45■交流会
『街道名水』の披露

18:55■閉会挨拶
日本橋一の部連合町会会長 湧井 恭行

19:00■交流会閉会


終了